防水工事の業者選びのポイント
防水工事や屋根工事をご検討中の方にとって、一番大変なのが業者選び。
価格や施工内容、そして業者の信用度など、一般の方にとっては判断が難しいポイントだと思います。
ここでは、そんな防水工事の業者選びのポイントを、防水のプロの目線からまとめてみました。
1. 建設業許可や資格の有無
建設業許可証とは？とインターネットで検索をすると、国土交通省のページに、以下のような文言があります。
『建設工事の完成を請け負うことを営業するには、その工事が公共工事であるか民間工事であるかを問わず、建設業法第3条に基づき建設業の許可を受けなければなりません。
ただし、「軽微な建設工事」のみを請け負って営業する場合には、必ずしも建設業の許可を受けなくてもよいこととされています。』
また、軽微な建設工事、という言葉の解釈として、工事1件の請負代金の額が500万円未満の工事、と記載されています。
防水工事を普通に施工している会社であれば、500万円を超える工事はざらにあります。ビルやマンションの大きな建物の防水工事、改修工事をしたら、500万円で収まるほうが少ないです。
それなのに、建設業許可を取っていないということは、
- ✔︎ 下請け、孫請けとしてやってきただけ
- ✔︎ そもそも、防水工事をちゃんとしてきたのか不透明
ということが懸念点として挙げられます。
それだけ、大きな現場を施工してきたということは、それなりの信頼と技術力がないと成り立ちません。
ですので、建設業許可証があるかどうかは、防水のプロかどうかを見極める一つのポイントになるかと思います。
また、関連して、資格関係も重要です。
大きい工事をするときには、資格証の提示が求められることが多々あります。
ですので、先に述べた建設業許可証とも合わせて、資格の有無も一つの判断基準になります。
2. 不必要な工事を勧めてくる会社
私が過去にお会いしたお客様の中に、屋根の葺き替えと、外壁塗装をしたお客様がいらっしゃいます。
工事費の総額は約300万円弱だったのですが、なぜその工事をしたかというと、雨漏りがきっかけだったそうです。
壁から水が染み出してきて、見てもらったら、塗装と屋根を張り替えないと、ということになったそうです。
しかし、その時の写真を拝見しましたが、原因は、通気口の目地を止めるシーリングの割れから雨水が浸入して雨漏りが起きていただけでした。
傘の無いタイプの通気口なので、この通気口を取り換えて、シールを打ち直して終わり、という工事で、それこそ3万円くらいの工事です。
このようなケースは決して珍しくありません。雨漏りでお困りの方は、相見積りでも構いませんので、当店へお気軽にご相談ください。
①工事単価の高いものを勧めてくる
見積りを取る際に、いくつかプランをご提示する業者さんも今は多いのではないでしょうか。
その時に、一番高いものを勧めてくる業者さんは、場合によっては注意が必要です。特に、「コチラなら高耐久で20年ノーメンテナンスで・・・」などという言葉にも危険がはらんでいます。
そもそも、防水業界の常識は、10年保証で、10年過ぎたら、保証できません、というものが一般的です。
どういうことかというと、日夜風雨にさらされて、20年なにもないことがあると思いますか？
どんな高級車でも、20年屋外に放置したら、ボロボロになりますよね？
まして、木更津周辺は、台風もありますし、潮風もあります。20年ノーメンテなんて、私なら怖くて言えません・・・。
それよりは、10年ごとにきっちりメンテナンスすることを勧める方が、誠意があると思いますし、常識的だと思います。
正直なところ、防水工事は、価格が高いほど、長持ちする施工ができるというのは事実としてあります。
しかし、お客様のご予算や今後のことを考えて、それぞれのプランのメリット、デメリットをきちんと説明してくれる業者を選ぶべきです。
高いものだけを勧めようとする業者には、くれぐれもご注意ください。
②シーリングの増し打ちはあり得ません
お住まいの防水の要でもある、シーリング。よく外壁塗装などと一緒のシーリング工事をするケースが多いかと思いますが、シーリングには、増し打ちと打ち直しの2種類があります。
これについてはコチラのページで詳しくご紹介しています。
3. 相見積りは必ず取りましょう
ここまででも、業者選びの難しさを感じていただけたかと思います。
結論としては、相見積りは必ず取ってほしいと思います。できれば最低でも3社。
それぞれに話を聞くのは面倒だと思いますが、各社の見積りを比較することで、工事内容の違いや材料の違いなど、様々な疑問が出てきて、納得のいく説明を受けられると思います。
もちろん、当店にもお気軽にお見積りください。相見積りも大歓迎です。地域の防水工事店として、お客様が求める防水工事、リフォームをご提案致します。
