棟板金が浮いていると言われたらどうすればいい?原因や修理方法は?|千葉県木更津市の雨漏り修理・防水工事【アクアプルーフ】| 屋根葺き替え、屋根カバー、君津市、袖ケ浦市、市原市、富津市他

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棟板金が浮いていると言われたらどうすればいい?原因や修理方法は?

棟板金が浮いていると言われたらどうすればいい?原因や修理方法は?

棟板金

あなたのお宅はリフォーム会社の訪問販売で「棟板金が浮いていますよ」と指摘を受けたことはありませんか?

棟板金の浮きは下からでも目視しやすいので、このような営業をかけられることが多いです。しかし、一体棟板金の浮きがどのような原因で起こり、どうして放置してはいけないのかを知っている方は少ないでしょう。

そこで、今回は棟板金の浮きについて、原因やもたらす不具合、修理方法について解説します。ご自宅の屋根が心配な方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも棟板金ってどこの部分?どのような役目があるの?

棟板金(大棟・隅棟)

棟板金は一般的に使う言葉ではないため、本来の意味を知らない方もいるかもしれません。

「棟」とは、屋根の頂上や四隅のラインを指し、そこに取り付ける部材を「棟板金」と呼びます。平らなスレート瓦や板金屋根の場合にこの棟板金が取り付けられ、日本瓦屋根などの場合は「棟瓦」と呼ばれる専用の役物が設置されるのが一般的です。屋根材の端部を覆って、雨水の浸入を防ぐ役割があります。

また、屋根の最後部や最端部に取り付けられるため、雨風の影響を最も受けやすい部位です。つまり、いくら屋根材が劣化していなくても、棟板金が正常に設置されていなければ雨漏りの直接的な原因になるということです。

「棟板金が浮いている」とはどういう現象?原因は?

浮いた棟板金

では、「棟板金が浮いている」というのはどのような現象を指すのでしょうか。ずばり、その原因は「固定釘の浮き」です。通常、棟板金は下地である「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる木材に釘で固定されています。

しかし、いくつかの要因によってこの固定釘が段々と浮いてきて、最終的に棟板金そのものの浮きにつながります。ここで、固定釘が浮く原因を紹介します。

台風などによる影響

先ほどお話しした通り、棟板金は雨風の影響を受けやすい箇所です。そのため、強風や突風を直で受け続けると、固定釘へ負荷がかかって段々緩んできてしまいます。

それが原因で釘穴が広がり浮いてきてしまうのです。

釘の腐食

最近はステンレス釘を使うのが一般的ですが、30年以上前には鉄製の釘を使っているケースもありました。そのため、雨漏りをしていなくても湿気などで釘は錆びてきてしまいます。

鉄は腐食すると膨張する性質があるため、それが原因で釘が浮いてきます。

下地の収縮や劣化

棟板金の下地である貫板は寒暖差に伴って収縮します。また、雨漏りをしていれば腐食します。

そのため、下地が収縮を繰り返したり劣化したりしていれば釘を正常に固定できなくなるため、段々と浮いてきてしまうのです。

この現象が「棟板金の浮き」の最も多い原因です。

棟板金の浮きがもたらす不具合とは?

棟板金

棟板金は屋根を構成する上で重要な部位であるため、浮いてしまうと雨漏りの直接的な原因となります。

まず、浮いた隙間から雨水が浸入します。すると、下地の貫板が腐食し、固定釘が抜け落ちて棟板金本体が脱落してしまいます。

また、貫板が腐食すれば屋根の防水性は失われ、雨漏りが発生します。雨漏り以外にも棟板金が強風で飛ばされれば通行人や近隣の住宅などにぶつかるといった大きな事故になりかねません。

そのため、「浮いているだけなら緊急性はないだろう」と思わずに、棟板金の浮きを見つけたら速やかに修理をしましょう。

棟板金の劣化サインは他にも!

棟板金の劣化サインは浮き以外のポイントでも確認できます。ここでは、浮き以外の劣化サインを紹介します。

塗膜の剥がれ

棟板金の塗膜剥がれ

棟板金は工場で焼き付け塗装をされているものや、過去のリフォームで塗装を施されているものがほとんどです。そのため、経年劣化とともに表面の塗膜は風化して剥がれてきます。

これでは板金の基材が風雨や紫外線に直接晒されるため、劣化がどんどん進んでしまいます。

浮きがなかったとしても、この状態を放っておけば雨漏りを引き起こしますので、目視で確認できた際は再塗装や取り替えを検討しましょう。

サビ

棟板金のサビ

塗膜の風化が進むと、棟板金自体が錆びてきます。

最近はステンレス製など腐食しにくい素材が使われていますが、築30年以上経ち屋根のメンテナンスをしていないお宅の場合は鉄製のものもあるため注意しましょう。

サビがひどくなれば板金に穴が空き、浮きよりも深刻な雨漏りにつながります。そのため、腐食がひどい棟板金は塗装補修ではなく、全体的な取り替えが必要になります。

棟板金の浮きを見つけた時の修理方法

棟板金の浮きを見つけた場合、私たち施工会社はその進捗具合や屋根自体の劣化状況を加味して、いくつかの修理方法の中から適切な処置をご提案します。

ここでは、段階的な修理方法を紹介します。

棟板金のみの補修や取り替え

まず、最もコストがかからない修理方法が棟板金のみの補修や取り替えです。

ただし、残念ながらこの方法で問題が解決するケースは稀で、築年数が浅いお宅で記録的な突風により板金が浮いてしまった場合などに限ります。

万が一、棟板金のみの交換で済む場合には、貫板を腐食しにくい樹脂製などに交換するのもおすすめです。

貫板からのやりかえ

貫板の劣化による浮きの場合は、貫板からやりかえなくては根本的な解決にはなりません。その場合は、既存の棟板金を全て撤去して下地から全てやりかえます。

屋根材の劣化がなければ、この処理でも屋根の寿命を延ばすことはできるでしょう。また、屋根裏の熱気を排出できる「換気棟」を設置することもできます。

しかし、屋根材も劣化している場合は全体的なリフォームを検討した方が長い目で見るとコスト削減になります。

全面的な葺き替えや被せ葺き(カバー工法)

棟板金の浮きだけではなく、屋根材が劣化して既に雨漏りの可能性がある場合には、屋根全体のリフォームを検討しましょう。

屋根下地まで劣化していなければ、既存の屋根の上に新たな屋根材を被せる「被せ葺き(カバー工法)」という方法も可能です。

この方法は既存屋根材の撤去処分費がかからず、工期も短縮できるというメリットがあります。

ただし、屋根下地も傷んでいる場合やこれ以上住宅に荷重をかけられない場合には施工できません。

棟板金はDIYで修理できる?応急処置の方法は?

棟板金の修理

浮いている釘を打ち直したり、軽度な隙間を埋めたりするだけならDIYでできそうだと感じる方も多いかもしれません。

しかし、棟板金は屋根の最頂部や端部に設置されているため、その近くまで一般の方が登るのは非常に危険です。

また、むやみに隙間をコーキングなどで埋めてしまうと雨漏りを余計に助長したり、既に発生している雨漏りを悪化させたりしてしまいます。

また、浮きを一時的に直しても根本的な解決にはならず、時が経てば再発する可能性が高いです。

DIYでの修理はコストがかかりませんが、結局その後屋根工事が必要となってしまう可能性が高いでしょう。応急処置を施すのも修理同様とても危険な作業です。

早い段階でプロに相談してください。

まとめ|棟板金は最も雨風の影響を受けやすい部分です

今回は、棟板金の浮きについて原因やもたらす不具合、修理方法について解説しました。

棟板金は屋根の中でも最も風雨や紫外線の影響を受けやすい箇所であるため、不具合を放置しては大きな問題になりかねません。

浮きだけと言って軽く考えず、脱落したり雨漏りが発生したりする前に、早めに修理を検討しましょう。

ただし、DIYでの修理は高所であることから非常に危険です。ぜひ、プロに相談して現状を確認してもらいましょう。

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私たちアクアプルーフは、創業以来木更津で16年もの間、防水工事や屋根工事の実績を重ねてきました。工事実績はなんと5,000件以上!確かな技術の証として、最長10年の施工保証をご提供しています。

一級防水施工技能士がお宅に伺い現況を細かくチェックする無料防水点検調査も承っておりますので、棟板金の浮きはもちろんその他や屋根の劣化などに少しでも不安を感じている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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