壁から聞こえるポタポタ音には要注意!原因や対処方法は?
今まで気付かなかった水滴音が立て続けに聞こえる現象が起こる場合があります。
「キッチンやトイレなどの水廻りでもないのにどうして?」と思うかもしれませんが、これは何かしらお家に不具合が出ている証拠です。
そこで今回は、ポタポタ音の原因や対処方法、雨漏りかどうかの判断方法を紹介します。気が付いたらすぐに対応して修理を検討しましょう。
壁から聞こえるポタポタ音は何?原因は?
ポタポタ音の原因はいくつか考えられますが、どれを取っても放置することは危険です。原因によって相談する会社が異なりますので、「何が原因で音が鳴っているのか」を理解しておきましょう。
雨漏りの音
まず、考えられるのがどこかから雨漏りしているケースです。
屋根・外壁・窓廻りなど、住宅には水が浸入する箇所が無数にあります。雨漏りかどうかを判断するには、「いつ音が鳴っているか」に気を付けることです。雨が降っている時だけ音が鳴っている場合は、雨漏りの可能性が高いでしょう。
ただし、タイムラグがある場合もありますので、雨が降ったあと1~2日は注意しておかなくてはいけません。
水漏れの音
天候に限らず常時音がしている場合や、トイレなどの水廻りを使った時にだけ音が鳴り始める場合は、どこかの給水管や排水管から水漏れしていることも考えられます。
壁・床から露出している配管は目視で水漏れを発見しやすいですが、隠蔽されている配管だと一般の方には発見が難しいため、心配な場合は速やかに専門業者に相談しましょう。
結露の音
冷暖房を使う真夏や真冬には、窓のガラスやサッシが結露してその水が滴り落ちている可能性もあります。また、配管が結露して水が滴り落ちているケースも少なくありません。
結露が疑われる場合は、まずトイレ・洗面・キッチンの露出配管が結露していないか、窓サッシのガラスが濡れていないかを確認してください。
ただし、サッシ枠の外側から水が染み出している場合は雨漏りなので、混同しないようにしましょう。
害獣・照明器具の音
雨漏り・水漏れ・結露がポタポタ音の主な原因ですが、稀に屋根裏に住む害獣の排泄物や足音、照明器具が熱で軋む音の場合もあります。
これらの場合でも放置はできず自然となくなる訳ではありませんので、必ずプロに相談しましょう。
ポタポタ音に気がついたらまず何をすればいい?
ポタポタ音に気が付いたら早めの対処が必要ですが、まずは何をすればいいのでしょうか。ここでは、ポタポタ音に気が付いた時の対処法を紹介します。
音のする場所を特定する
まずは音のする場所を特定してみましょう。水染みが露呈している場合は場所の特定が簡単ですが、それ以外ではどこで音が鳴っているかを判断することは難しいでしょう。そのような場合は、下記の点を試してみてください。
- ・天候を確認する
- ・水道の元栓を閉める
雨の降っている日や降った直後のみ音がする場合は、外部に近い壁や屋根裏を重点的にチェックしてみてください。天候に関係なしに音が聞こえる場合は、水廻りを確認してみましょう。
また、真夏・真冬には窓サッシやガラス、露出している水廻りの配管を触って濡れていないか見てみてください。ある程度音の発生源を特定すれば、プロに相談する際も対応が早いでしょう。
ここまでやっても場所が特定できない場合は、壁内で水が滴っているか害獣・照明器具が原因の場合が多いです。そうなると一般の方では調査が難しいため、プロによる細かな調査が必要です。
応急処置をする
場所を特定したら、被害が拡大しないように応急処置をしましょう。
雨漏りや水漏れでまとまった水が室内に落ちている場合には、バケツなどを置いて床が濡れないようにしてください。また、コンセントが近くにある場合は漏電を防ぐために電子機器のプラグを抜いておきましょう。
結露による場合は、タオルを当てて水を吸い取るなどの対応を取ると、被害が抑えられます。ただし、市販の窓用結露防止シートなどをつけても根本的な解決にはならず、湿気がたまりカビが発生してしまう恐れもあります。急ぐ必要はないですが、専門家に見てもらい何かしらの対応をとりましょう。
それぞれの修理方法は?
では、それぞれどのような修理を行うのでしょうか。原因別に一般的な修理方法を紹介します。
雨漏り
雨は小さな隙間やひびからも浸入するため、専門家が屋根・外壁・窓廻りを調査してまずは原因と考えられる箇所を特定します。築年数が浅く部分的な不具合がある場合は、部分補修も可能でしょう。
しかし、雨漏りによるポタポタ音がする場合は、全体的に経年劣化していることが想定できます。その場合は、外部の大規模改修を検討する時期と捉えましょう。
水漏れ
目視できる露出配管の修理はすぐにできますが、壁や床の中の配管の場合はトイレ便器など器具の脱着や木工事、内装工事が伴うため、ある程度の費用と工期が必要となります。
また、古い器具の場合は脱着ができず取り替えなくてはいけなくなる可能性もあります。だからと言って放置すれば、部屋全体を直さなくてはいけなくなるため、早めの修理が必須でしょう。
結露
窓廻りの結露については、断熱ガラスや断熱サッシへの取り替えやインナーサッシ(二重サッシ)を追加すれば軽減できます。
ただし、サッシの取り替えは壁を一部解体しなくてはいけないため、大掛かりになってしまうでしょう。
雨染みがなくても雨漏りの可能性あり!
雨染みが室内に見当たらないからと言って、雨漏りではないとは言い切れません。一度壁内や天井裏に入った雨水が、最終的に外部に流れ出ている場合や、風向きや雨の量によって雨漏りしたりしなかったりするケースもあり、まだ室内に露呈していないだけということも考えられるためです。
ただし、一般の方や屋根に登って細部を確認することは非常に危険です。ポタポタ音がしているのに音の発生源が特定できない場合は、あまり個人での調査は長引かせずまずは屋根・外壁の防水調査を依頼しましょう。プロの目で細かく調査することで速やかな対応が取れます。
まとめ|ポタポタ音を放置しては危険です
今回は、ポタポタ音の原因や対処方法、雨漏りかどうかの判断方法を解説しました。
ポタポタ音だけだと気にしない方もいるかもしれませんが、放置すれば被害範囲が拡大して大掛かりな工事が必要になってしまいます。決して軽視せずに、早めに音の発生源を特定して対処することが重要です。どうしても原因や音の場所が特定できない場合は、気軽にプロへ相談しましょう。
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