千葉県木更津市 防水工事 アスファルトの線防水
こんにちは!アクアプルーフです。
今回は木更津で屋上の防水工事を行った時の現場レポートをお届けします!
施工前の状態を確認してみると、既存の防水施工はアスファルトの線防水です。
改修前は目地部以外はモルタルになっており、このままだと水を弾くことはなく雨水が内部に侵食してしまうため、上に防水層を作ってカバーする必要があります。
しかし現状線防水に凸部があるため、このまま上に防水層を作ってしまうと改修後に水捌けが悪くなってしまいます。水が溜まった状態だと劣化が進みやすくなる原因となるので、まずはこちらを撤去していきます。
アスファルトの線防水を撤去するのは手間がかかるため、大体の業者は撤去せずにそのまま防水施工をしてしまうでしょう。それでは防水工事の効果を最大限活かすことはできません。
アスファルトの特徴としては、非常に高密着なのです。それが防水工事では役に立つのですが、これを取り除くのは手がかかります。
さすがに手作業で取り除くのは無理があるので、既存のアスファルトを電動スクレーパーを使って二人掛かりで剥がしていきます。
コーキング材などを剥がす道具にはサンダーやハンマー、ブラシなど多くの道具がありますが、今回使ったのは電動スクレーパーです。
スクレーパーには電動ではないものもあり、通常の防水施工時のケレンではそちらを使用することが多いのです。
しかし、今回は溶解アスファルトが相手で、人間の力では取り除くのが厳しいのでこちらを使用します。
通気口も同じくアスファルトで固定されているので、こちらも取り除いていきます。
ケレン時に古いコーキング材も取り除いていきます。表面から見たらそこまで目立たなかったコーキングの劣化ですが、いざ外してみると、ヒビ、汚れ、欠け、ゴムの割れなどが見られます。
こうやってコーキングの劣化は内部から進んでいきます。放っておくと、建物の劣化が早まったり、最悪の場合雨漏りや建物の根幹部分を脅かす事態になりかねません。
そのため、コーキング選びは非常に重要です。通常のコーキングは持って10年です。
屋上やベランダの防水工事のトップコートは約5年に1度、防水層は約10年に1度は定期点検をしてプロにみてもらいましょう!
コーキングも長持ちするものを選ぶと、このような心配はなくなります。弊社ではコーキングも最大20年持つものを取り扱っております。
取り終わったらその後、高圧洗浄をします。
汚れやゴミがある状態だと、その上から塗装をしても後で剥がれてしまったり、ズレてしまう可能性があります。なので必ず塗装の前に高圧洗浄機で洗浄をかけていきます。